Who goes slowly goes far.

育児日記(と愚痴)です

父親の主体的家事育児参加のきっかけ(我が家の場合)

某元議員のお陰で「イクメン」の意味がゲシュタルト崩壊気味な今日この頃… 

 

以下、妊娠に関わる悲しい話も出てくるので閲覧注意でお願いします。

しかも無駄に長いです。

 

 

2015年の、暦の上では春だけどまだ寒いな〜くらいの時期に初期の流産を経験しました。

元々生理不順からの、嫌な下腹部痛が続く日々。

なんだかおかしいぞ、と、産婦人科へ行ったら妊娠していて。

「うわ!マジかー!春から長男の療育どうしよう〜

・・・でもまぁ、おめでたいな〜」

的な軽い感じでソワソワしつつ、つわりに怯えていたらそのまま出血が始まり、変だな変だなと思いながら受診して様子を見ていたところ、7週目に入った?かな?くらいの時期に自然流産してしまいました。

心拍確認前で母子手帳も貰えず、発覚から流産までの2週間程度、エコー写真2枚だけの我が子の芽でした。

本当に短かったけど、予想外の妊娠だったけど、すごく悲しかった。

私の数十倍は第二子を望んでいた夫・義両親・実両親もとても悲しんでいました。

1度何事もなく妊娠・出産していたので、まさか自分が流産するなんて微塵も想像していませんでした…。

 

手術が必要かどうか診てもらう日は、体調は悪くなかったけど精神的にちょっと辛いのもあり、夫にも産婦人科へついてきてもらいました。

結果、子宮はすっからかんになっており手術の必要はなくて、長男がいるので入院を回避出来て正直ホッとしました。

何も写っていないエコー写真は物悲しかったけれど…。

内診等を終えて、夫も呼んで診察の結果を聞いて、最後に先生が何か質問ありますか?と私たちに言った時に夫が発したのは、意外な言葉でした。

 

「先生、俺が家事とかもっと手伝ってたら、流産しませんでしたか?」

 

先生は一瞬ポカーン、とした後、初期の流産はなかなか止められるものではないこととか、受精卵自体の問題であることが多いこととか、間を空けたらまた妊娠できることを丁寧に説明してくださって、最後に

「でもお父さん、是非家事は手伝ってくださいね、今日からでもね」

と少し笑いながら言っていました。

夫は腑に落ちたようなそうでないような顔をしておりました。

 

 

その後、しばしあってまた妊娠するのですが、もう明らかに流産の時とは違い、あ、これつわりだ…ってすぐにわかりました。

気持ちが悪くて辛いのに、つわりがあるってことは流産はしないかも?と思ったらちょっと嬉しいという変な状態。

なので、産婦人科へ行く前に夫にだけは「多分妊娠してる、これつわりだと思う」と伝えたのですが、そこからの夫は素早かった。

翌日には上司に相談、そこから事務方に繋げてもらって会社の制度をあれこれ確認して、帰宅する頃には私や息子の通院・療育通い等に出来る限り自分が行けるように手配を完了させていました。

「食器も洗うし、洗濯もするし、買い出しも行くから、寝て。あなたは赤ちゃん育てて!」

帰宅するなりそう言って、猛然と家事を始めました。

元々そこそこ家事が出来るし、休日は手伝ってくれていましたが、手伝うとかじゃなくてとにかく全部やると。

 

正直、嬉しいよりビックリしました。

と同時に、まるで私だけが辛くて悲劇の主人公みたいに思い込んでいた悲しい出来事に、夫もショックを受けていたことを知りました。

責任を感じていたことも。

 

そして、仕事と家事と育児をいきなり全て背負い込もうとした夫は風邪をひいてこじらせて家族全員が感染し、新幹線の距離で義母を呼び出し助けてもらう、という残念なオチが付きました…。

まずは皆で風邪を治して、私も出来る範囲で家事をするし、抜ける手は抜いて、頼れるものは頼って、あまり無理をしないで乗り切ろう、とあれこれ話し合い、なんとかかんとかつわり期間を乗り切りました。

長男がいたおかげか、経験値によるのか、たまたまなのか、長男の妊娠時より軽いつわりで済んだので本当に助かりました。

 

そして、ここからがタイトルの内容。

つわりはもちろん辛かったのだけど、良かったことがひとつあって、私が寝込んでいた期間に夫と長男が急速に仲良くなりました。

実の父子に向かって変な表現だけど、私から見ると「仲良くなった!」がぴったりな感じです。

仲良くなった結果、つわり期を終えても私抜きで遊びに行ったりすることが自然と増え、その副産物として私の育児がめちゃくちゃ楽になりました。

休日にはいそいそと着替えをし、言われなくても靴下を履き、父ちゃんを玄関へ誘う息子の健気さに夫はメロメロの様です。

 

それまでも休日は半日連れ出したり色々していて、家事育児に協力的な方だったとは思うけど、専業主婦の私と比べると経験値が圧倒的に少なくて、やっぱり『サブ』に落ち着いていた気がする。

私もついつい先回りして準備をやってしまったり、事細かに指示を出していました。

それが、私が自分の世話でいっぱいいっぱいになったことで、夫に丸投げすることが増えていって。

「身支度も荷物も全部準備して療育へ連れて行く」とか「3食考えた上でお昼のメニューを選んで食べさせる」とかを何度も経験することで、夫も長男も私も、皆がそれに慣れました。

私じゃ絶対に行かない様な場所へ連れて行って貰えたり、ジャイアントスイングしてくれたり、そういうのが嬉しい様で、長男は休日になると父ちゃんにまとわりつくようになりました。

これは長男が3歳過ぎていたのも大きかったと思います。

まだ母乳に頼っていたり離乳食期だったりしたらもっとカオスだっただろうなぁ。

療育でも、先生方が(主に夫を)褒めたり叱ったりしながらサポートして下さって本当に助かったし、振り返るとすごく良い経験になったと思う。親子共々。

夫は療育でよその男児たちに懐かれるのがまんざらでもなかったそうです。よかったね。

 

もちろん、おい!と思うことは何度もありました。

二人でカフェに行ってチョコケーキ食べた(チョコ未解禁だった)とか、手ぶらで散歩に行って自宅から1キロ位離れたところでウ◯チした!と慌てておんぶして帰ってきた、とか。

でも、いちいち何時に何を食べろと指示したり荷物チェックしたりするのはやめました。

命に関わることじゃないしいちいち面倒くさいし(むしろ大部分がそれ)、たまになら良いか、と思えるようになりました。

平日は息子がパジャマのうちに出かけ、帰宅すると寝ているので、日中どんな服を着ているのかも知らない夫と、朝しか大好きな父ちゃんの顔を見られない長男。

休日くらい二人で好きなことやらせてあげて、土日楽しかった!って二人が思えた方が良いよなぁ、と。

遊びに夢中で土日は便秘気味でも、月曜の長男が超ワガママでも、洗濯物が増えても、右肘脱臼しても(!)、長男が元気に生きててくれればそれで良いということになりました。

 

結局こちらが「申し訳ないんだけど」みたいに「お願い」している間は相手もどこか他人事なのかなと思いました。

否応無しに父子が二人きりになったらもうやるしかないし、やれば出来るようになっていくんだな、と見ていて感心しました。

思えば母親業だって最初はそうだった様な。

 

あと、感謝だけは伝えています。

素直に「昨日いてくれて助かった」「今日父ちゃんいなかったらヤバかった〜」と必ず伝えています。

そこを「普段は私が全部やっているんだからアンタもやって当然、感謝されたがる夫がおかしい」的に言うのはまたちょっと違うのかな…と思う。

実際助かってるんだし。

 

先週末も、腰痛でひぃひぃ言っている私を置いて男子たちは朝食を食べ終えた途端ドライブに出かけ、長男は大好きなポンデリングを片手にルンルンで帰ってきました。

その間は罪悪感なくダラダラ出来てとても助かりました。

近々もう一人子供が増えても、もちろん大変だけど、それなりにやっていけそうな気がする。

 

世の中には「俺は育児に向いてないから…」等とおっしゃる男性もいるそうですが、慣れってのは絶対にあると思います。

父ちゃん大好き!な息子を見ていると、むしろ2歳くらいまで母ちゃんが(無意識に)独占しちゃって申し訳なかったなーと。

その分、第2子は思う存分好き勝手子育てしてもらおうと思っております。フフフ。

 

あーまた無駄に長くなってしまった。

最近はてブやタイムライン等で育児や家事のことをよく目にするので、なんとなく思ったことを書いてみました。